【教育は未来への投資】マンガ今昔
最近の子はマンガすら読まない
最近の子はマンガすら読まない。
といっても全く読まないわけではない。
今日はずっと読みたいと思っていた宇宙兄弟を読んでいた。
宇宙兄弟はモーニングコミックスで、ある程度大人向けにできている。
宇宙兄弟は結構まだ人気があるシリーズだと思う。
アニメ化されたからそちらでご存じの方もいるだろう。
内容はなかなか人間の心情をよくつかんでいて、名言も生まれているほどである。
それでも、半日で10冊以上読める。
どんなマンガを読んでいるのか
このことからも、比較的セリフや説明などの文章量が少なく、ぱっと目で見てインパクトのあるものが選ばれているように感じる。
昔のマンガを見ると、手塚治虫や石ノ森章太郎、白土三平、水木しげるなどのすでに名作に数えられるもの、里中満智子や萩尾望都などの今も名作と言われている作品は、セリフ、説明、登場人物が多い。
内容も重厚で理解するのにも時間がかかり、一冊を読むのに1日かかったりすることもある。
このような名作は学校図書館に入れてもなかなか読まれないことが多かった。
マンガを足がかりにするにしても
このようなことから考えても、マンガなら何でも良いのではないのだ。
絵本やマンガは、読書への足がかり(すでに絵本やマンガも読書に数えて良いと思っているが)にするとしても、そこには徐々に読むのになれるというステップが必要になってくるのだろう。
せっかく優れた作品があっても読む力が無ければ、手に取ることもないのだから。
好きな物を思いっきり楽しむ余裕ができれば、まずは平易なものから初めて徐々に自然に手に取ることができるように、取りそろえておくのが良いと思う。
マンガも名作が読ませたい気持ちもあるが、1人1人の好みに合ったものから始めていくしかないのかもしれない。
そう考えると、読む力と精神的な成長と両方が伴なわなければ名作を読むのは難しいのかもしれない。