教育者の喜び・スーパー30
『スーパー30 アーナンド先生の教室』
見てきました
映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』オフィシャルサイト 2022年9/23公開
貧しさゆえに進学を諦めざるを得なかった
アーナンドが紆余曲折を経て
貧しいけれど学ぶ意欲があり能力も高い
30人の子ども(ハイティーン)を
無料で寮付きの私塾で学習させ
インド工科大学へ合格させるまでのお話です
教育が産業として確立し高学歴で高収入を狙う
お金持ちの親子をカモにしているところは
インドほど顕著ではないかもしれませんが
日本でも似たような状況になってきています
お金がなければ働くしかない
働こうにも学歴もなければ
高収入の勤め口もないなんて全く
いつの世界もどこの時代でも同じだ…と
諦めムードで私はみ始めたのですが
アーナンドのお父さんは違いました
インドの田舎でどんなにがんばっても
えらくはなれないと馬鹿にする人たちを尻目に
「王の子が王になる?時代は変わったんだ」
「能力のあるものが王になるんだ」
そう言って自分の子のがんばりを
応援し続けました
能力主義のようにも聞こえますが
お父さんの言いたかったことはそうではなく
教育によって将来の可能性が
広がるのだということです
そんなお父さんやアーナンドのがんばる姿を
そして子どもたちのがんばる姿を見ていて
教員だった時に感じていた
喜びを思い出しました
最近では病気になったのもあり
悪夢ばかりであまり教員時代の良かったことを
忘れていたようです
教員には、そして教育には
未来を作り出そうとする子どもたちの
伴走者になれるという喜びがあります
子どもたちのがんばる姿にこちらも励まされ
子どもたちの成長を感じて強く心を動かされる
そんな楽しい瞬間がたくさんあったことを
思い出させてもらいました
清々しい気持ちで映画館をあとにしました