コロナ前に戻ろうとする社会
教員の労働環境がブラックであるということが
だいぶ知られるようになってきました
2000年代以降加速度的に労働環境は悪化
私も体を壊し続けられなくなりました
公立学校の教員は公務員ですが
他の一般的な公務員と違い
残業という概念がありません
その代わり給特法という法律があり
4%割増した賃金をもらっています
給特法とは
公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法
という法律で昭和46年にできています
つまりその頃の労働状況に合わせて
時間外にやらざるを得ない業務に対し
決められた額が4%アップということです
その代わり残業を命じることは
基本的にはできません
残業として命じられるのが
いわゆる超勤4項目といわれるものです
それは
- 実習
- 学校行事
- 職員会議
- 非常災害
の4つ
それ以外は残業を命じることは
できないとなっています
そこでいつも感じていることを
年頭のおぼえとして
Twitterでつぶやいておきました
教員が給特法をもらっているのは時間で割り切れないから。「時間で割り切れない 」ということに納得できない方々が多数。確かに時間で割り切れる仕事もあるけど、いつも何か授業のネタにならないか考えている状態は時間では割り切れないと思う。だから給特法は必要。#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
今の給特法が十分だということはなく、残業代としてしっかりと出すことで余計な業務を減らすことも必要だと思います。ただし、教員の中には勤務時間に無頓着な方々もいることも事実。意識して時間内に終わらせるように促すことも必要かも。#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
教員にもプライベートがあり、それもとても大事な時間。プライベートがきちんとしないと段々と人間疲弊します。メンタル、フィジカルともに大切にしてこそ長く働けるというもの。そのための働き方改革は文科省、教委、管理職、教員、保護者が協力しないとできないと思う。#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
末端から言うと保護者はまず教員も私と同じ人間だと言うことに思いを馳せてほしい。
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
教員は子ども、保護者にも事情はあるので妥協しつつ、学校内でできる業務削減や時間内に終わらせようとすることが必要…だけど実際ここは難しい #教師のバトン
そこで管理職の仕事になると思うのですが、管理職が保護者に対して理解を求めたり、教委から降ってくる仕事を削減求めたりすることを積極的に行なっていただきたいと思います。校長会などで申し合わせたりすることでできることも多いのではないでしょうか。#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
教育委員会は働き方に関するアンケートを行うくらいなら、削減できる業務をリストアップしてザクザク切っていってほしい。教員の労働環境を整えるのも教育委員会の仕事でしたよね? #教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
テストの丸つけやノートのチェックなどを仕事にカウントしないなんて教員の仕事をなんだと思っているのかわからぬ教委など要らぬ。教員になりたい人の楽しみの一つがノート指導や子どもたちの学びの様子がわかるテストチェックなどですし、それこそが教員の仕事の大部分です。#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
学校が今の時代、子どもを社会から隔離する施設に成り下がってしまっていることが実に残念。もっと郊外に出て学んでほしいけど、それには十分な準備の時間が必要です。そして子どもを隔離しないためには教員だけではなく、社会全体の働き方がもっと持続可能なものである必要がある。#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
数年前にあったプレミアムフライデー。あまりにも労働者への思いやりに欠ける取り組みだと思う(誰かが早く引けて飲みに行く、買い物に行く→そこには必ず働いている人が対応していることに気づいてない)が、社会が「いっせーのせ」でスローペースにするにはある意味必要な考え方。 #教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日
新型コロナでスローダウンした社会になった時、やっとチャンスが来たかと思ったけど、急速に元に戻ろうとしているのは残念な流れ。ここをチャンスに働き方を変えるのではなかったのか?#教師のバトン
— 田村 佐保 (@saho_tamura) 2023年1月3日