マイナンバーでの記録
マイナンバーと教育
マイナンバーと教育を結びつけようとする動きが出てきています。
いつも、教育について発信してくださっているブログに下のような記事がありました。
キャリアパスポートはどんどん進んでしまっている印象です。
キャリアパスポートは、成績や習熟度、特別活動での活躍を記録するものです。
ずっと大人になるまで引き継ぐようにするという話も進んでいます。
小学校でのつまずきなどが、就職活動にまでも影響を与えるのは恐ろしいことです。
失敗をおそれずにトライしたい気持ちを抑えてしまうと思います。
または、ボランティア活動などを世曲的にやった方が評価される仕組みになります。
一見良さそうですが、成績のために行う「ボランティア活動」ってボランティア?
どうも、問題が多そうです。
大学受験の時に必要なeポートフォリオも同様です。
こちらは、昨年の大学入試では使われませんでした。
しかし、今年高校生になった子どもは使うようです。
マイナンバーのメリット
マイナンバーで経済状況などが行政等に明らかになることで、良いことは何でしょう。
困窮している人にすぐに手が届く、というなら賛成します。
例えば、確定申告等を元に支援につなげる。
児童手当などの申請の手間が省ける。
こういくことならとても助かります。
現段階でも、年金受給者は年金の支払い免除はしてくれているようです。
しかし、基本的に行政は申請しなければ、何もしてくれません。
それではマイナンバーを作った意味がありません。
マイナンバーと信頼
マイナンバーでは、個人情報がすっかり一元化されます。
思想までわかる図書館の記録や医療にまで手を伸ばそうとしているとも聞きます。
もしそんなことになれば、危険です。
政府や行政が自分に都合の悪い思想を持つ人を排除するのに使われるかもしれません。
政府や行政への信頼がなければ、個人情報を出す気持ちにはなれないでしょう。
果たして今の社会で、行政や政府に信頼感をもっている人がどれだけいるでしょうか。
知らないうちにいろいろなことが決まっている。
民意に反してさまざまなことを強引に決める手法。
多数決は民主主義ではありません。
多数決についてはまた後日書こうと思います。
マイナンバーカードは免許証のない人にとっては、身分証として便利かもしれません。
でも、免許を持っているわたしとしては積極的に作りたいとは思えません。