受験と子どもの人権
受験もそろそろひと段落
つきそうになってきたでしょうか
国立大学はまだですね
受験のニュースなどに触れていて
ふと思い出したことが2つありました
特に大学受験に関わることだと思います
一つ目は保護者目線での出来事です
子どもが一人暮らしをするのが心配なので
近くの大学ではないとダメだと志望校を
両親から反対されている子がいるという
話を聞きました
確かに心配はあるのですがその子が
そこで勉強したいことがあるなら
それ邪魔するのは子どもの学習する権利を
奪うことにならないだろうかということです
親心もよくわかります
でもその子の大学生活は
その子が希望した通りにするのが
その子にとっては望ましいことなのではないか
そう思います
親ができることは全力で学費や生活面での
サポートに徹することに尽きると思います
特にもう大学になると専門性も高くなります
親がわからない分野に進もうという
ガッツのある子どもたちを応援するのが
本来なら親、社会の勤めだと思います
ここで2つ目です
若い教員と話す機会があった時に
まだ学生ローンを払っていると聞き
驚いた記憶がありました
もう5年くらい前になるでしょうか
その方は大学に入るなら
学生ローンが当たり前だと思っていたと
おっしゃっておりショックを受けました
少なくとも各公立の大学の学費が
高くなり始めた頃に大学生になった私でも
まさかローンは考えたことがありませんでした
それがこのたかだか20年ほどでローンが
当たり前になってしまうなんて…
受けたいものが自由に教育を受けられる
そういう時代になって欲しいと
強く願った瞬間でした
身の丈発言で議論を巻き起こした大臣はじめ
文科大臣は代々疑問符のつく方が
多かったと思います
教育は国の根幹といいながら
愛国教育やその時々の政権の都合のいいように
使われるのが教育でもあります
そうならないように教育の中立性を守り
教育の自由と権利を守るのは
私たち大人の役目だと強く思います