未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

いつの間にか姿を消す者たち

虫が姿を消している

だんだんと極端な気候になってきているためか

農薬のためかそのどちらもだと思うのですが

確かに減っています

今日はまだ2月だというのに

黄蝶を2匹も見ました

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その一方でカタツムリは10年以上見ていません

セミの鳴き声も同様です

昔はジージー鳴くのから始まって

ミンミン、シャワシャワ、ツクツクオーシと

変わっていったものでしたが

最近ではいきなりミンミンとうるさく鳴き始め

すぐにオーシツクツクがやってきます

ジージーやシャワシャワは姿を消したようです

アリもあまり姿を見ません

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4年ほど前、国連が警告を出しています

「このままでは100万種の生物が絶滅する」

国連報告書が世界に「警告」:100万種の生物が絶滅の危機に | 国連広報センター

虫がいなくなって虫嫌いの人には

いいじゃないかと思われるかもしれませんが

ことはそんなに単純ではありません

なぜならその虫や生物たちは

私たちの暮らしを支えているからです

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虫なんか関係ないでしょ、と思うそこのあなた

虫なんか食わねーし、と思ってるでしょ

虫食わなくても関係ありますよ

あなたが食べている食べ物の多くは

昆虫や鳥などの生物を通じて受粉したりして

成長し、実を結び、収穫されるまでになります

私たちの食卓は多様な生物たちに

支えられたもので作られているのです

それをどうも忘れがちです

食べ物をスーパーなどで買うからでしょうね

だからこそその食べ物がどのようにして

ここまで辿り着いたか

考えてみる必要があります

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上に添付した国連の警告は

ゆくゆくは私たちの食べ物がなくなることが

見え始めたということを意味しています

実際に虫や生き物がどのように変化しているか

観察してみると実感できると思います

そのやり方が詳しくなっているのが

国立環境研究所の以下のサイトです

温暖化による植物の分布や季節的な反応の変化を見るには? | ココが知りたい地球温暖化 気候変動適応編 | 気候変動と適応 | 気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)

自分で感覚的にわかるのもありますが

記録をとってみてもいいですね

記録を残すことは大事な作業になると思います