失敗したっていいじゃない
特別お題「今だから話せること」
教員時代、色々と失敗しました
今考えると冷や汗ものです
失敗したから言うのですが失敗して
初めて気がつくこともたくさんあります
思い込みでやってしまう失敗は特にそうです
知っていても本当には
理解していないこともありました
小学1年生を初めて持った時には
言葉を丁寧に使う事を心がけていました
でもある時に給食のランチマットを
忘れてきてしまった子に
うっかり言ってしまった言葉が
大失敗でした
「ランチマットがないと
給食食べられないじゃないの〜」
その後配食に忙しくして給食の時間は
あっという間に過ぎました
子どもたちを返したあと電話が学校に来て
保護者の方からその子が
給食を食べなかったことを聞きました
もちろん平謝りに謝りました
そのことに全く気づいていませんでした
子どもは私の言葉をそのまま受け取り
給食を食べなかったのでした
子どもが言葉を重く受け止めることは
ある出来事で知っていたのです
それはデパートの地下での出来事です
私は家族で買い物に来ていたのですが
ケーキ屋さんの前で子どもが怒っている声が
聞こえてきました
どうやらお家の人がケーキを
買おうとしているようですが
それに対して幼稚園の先生が
「甘いものを食べちゃいけないって言った」
ということでケーキはダメ!と
お家の人に言っていたようです
それを聞いて小さい子には
迂闊なことは言えないなと思ったものでした
ところが自分も同様な失敗をしたのでした
知っていることとできることは違うことですね
反省しました
反対にお家の人に言いたかったこともあります
子どもの話だけ聞いて判断する場合です
何度かお叱りを受けましたが
私の言葉を受け取ってはもらえませんでした
そういう時は仕方ないかと割り切りますが
そこには私の失敗も含まれていたのでしょう
子どもにうまく伝わっていないことが原因です
これは避けられない失敗でもありました
書き出すとキリがないほど失敗しましたが
ほとんどは反省して
事後に生かすことができました
これから就職する方も
いらっしゃる時期だと思います
社会に出たら失敗するのは当たり前のことです
大切なことはその時にどう反応して
どう事後に生かすかではないかと思います
失敗してもほとんどは人生に大きな影響を
与えるほどのことは少ないでしょうし
もし与えたとしたらそれはそれで
必要な失敗だったのかもしれません
失敗を恐れず楽しんで仕事に向かえますよう
祈念いたします