楽しむことの強み
ラグビー日本代表戦から
2021年6月12日(土)、1年と8ヶ月ぶりにラグビー日本代表の試合がありました。
海外勢との戦いを控え、国内メンバーで再編成されたサンウルブズ。
サンウルブズはまだ招集から、1週間しか間がありませんでした。
しかし、わたしはメンバーの様子から、サンウルブズに期待をしていました。
フレッシュなメンバーが集まった、国内チームでした。
まだ日本代表に入る条件をクリアしていないメンバーも入っていました。
いわば、日本代表A対日本代表Bといったところでしょうか。
当日の選手たちの表情を見ました。
学び、練習することを楽しんでいることがサンウルブズの表情にありました。
チャレンジャーで、その日1日限定のチームですから、気持ちも明るいのでしょう。
対する代表は、勝たなければならないプレッシャーから硬い表情になっていました。
楽しむ教育的意義
日本代表が勝ったとは言え、サンウルブズの健闘の光った試合になりました。
ここからわかることは、楽しんでトライする方がのびのびとできるということです。
自分の力を発揮するには、自由に試せる環境が必要だということです。
教育でも同じです。
失敗をおそれると、学習は縮こまり進まなくなります。
失敗をおそれずにできる環境を整えてあげること。
これは教育環境整備の一つです。
失敗を責めることなく、無理にすぐ反省させるのでもなく、試行錯誤させる。
これが子どもたちの成長に大きく影響を与えることは、よくわかると思います。
間違えたら大人がほめる
子どもたちは失敗を怖がります。
教室で指されたとき間違えたり答えられなかったりすることを怖がっているようです。
しかし、子どもが間違えたときには、学習が深まるチャンスです。
子どもが間違えたときには「ナイス間違い!」とほめて欲しいと思います。
間違いをほめることで間違ってもいいんだということを知らせます。
そうするとさまざまな意見が飛び交うようになります。
学校の先生だけではなく、御家庭でも試してみてください。
間違えながら、楽しく学習できると良いですね。
大人ももちろん同様です。
間違ってもいい。
そう思ったら、もっといろいろなことにトライできると思いませんか。