未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

霜降・10月24日

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なんだか暑かったり、寒くなったり、

台風が来たりして、秋を感じるまもなく

もう霜降である。

霜降(「そうこう」霜結んで厳霜白し。)*1

暦では秋である。

しかし、「霜」は冬の季語になる。

霜といえば確かに、冬の朝が思い浮かぶ。

歳時記を繰ると、

「秋の露と同じ原因でできるが、

地表面が摂氏0度以下になったため

急に氷結したものである。」*2とある。

このところ、

朝の冷え込みが強くなってきて

いることを感じる。

秋が短くなったとはいえ、

徐々に冬に移行していることを

感じさせる。

柿の実もすっかり熟れ、

金木犀の香りももう少しで終わりに

なりそうな予感。

あと少しの秋を楽しみたいが、

天気予報を見るとまた雨模様であり、

また洪水の危険が迫るかもしれないと

ひやひやするとともに、

被災されている方の健康が

気遣わしい日が続く。

 

初霜や飯の湯あまき朝日和 樗良*3

はつしもやめしのゆあまきあさびより

ちょりょう(三浦樗良 与謝蕪村と親交のあった江戸中期の俳人

 

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そろそろ洗面や水分補給に温かいものが

ほしくなる時期である。

朝の寒さに当たった後の、

朝ご飯やお茶はごちそうである。

ゆったりとお茶でも楽しむ

時間を持つ日にしよう。

 

*1:高島暦出版本部編纂平成三十一年高島暦 東京神正館蔵版

*2:ハンディ版入門歳時記 大野林火監修 俳句文学館編 角川書店 P435

*3:同上書P435