未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

二十四節気・10月8日 寒露

突然涼しくなったと思ったら、

もう寒露である。

季節で言うと秋の盛りから晩秋

「露」は秋の季語。

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朝晩冷えて、空気が冴え渡った朝

露に同様の季語として、「白露、露の玉、露しぐれ」などがある。

ハンディ入門歳時記 (大野林火監修 俳句文学館編解説)の解説によると、「秋は夜の更け行くとともにもう露けしという感じがあり、草の葉は夜露を結ぶ。おびただしい朝露が草木の葉から滴るさまは時雨の降る感じにもにて露しぐれという。(p295)」とある。

蔓踏んで 一山の露 動きけり 原石鼎

(原石鼎は高浜虚子門下の俳人。)

 

一歩踏み出しただけで、

たくさんの露がざあっと

転がり落ちるさまと

その時の紅葉した葉の

しめったにおいがしてくるようだ。

 

ハンディ版 入門歳時記

ハンディ版 入門歳時記

 

 近年、温暖化の影響か、

夏と冬が長くなり、

秋を感じるまもなく冬になってしまう。

この瞬間の秋らしさを感じて

次の季節へ向かおう。