未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

元教師の「学力をつける③」

理科の場合

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小学校では、とにかく手伝いや外遊び。体験をたくさんさせること。しかも自由に。暇な時間には何をした?

わたしが聞いた限りでは、誰でもだいたい

  • 雲を眺めていた
  • 目を押さえて見えてくる幾何学模様を見ていた
  • 耳を押さえたり離したりして聞こえ方をためした
  • 地面を見ていて、ありを眺めていた
  • フェンスを棒で叩いて聞こえ方をためした

などなど、同じようなことをした経験がある。この経験が物理、生物、化学地学的な基礎になる。

しかも、「学びに向かう力」などと抽象的なことを最近では言われているが、不思議を探すことも、興味を持つことを探すことも、暇な時間がないとできない!

 

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まずは自由で暇な時間を!テレビ、ゲームもなし。特別なところへ行くこともない。ちょっとお出かけして、ベンチにでもかけて、のんびりしよう。

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すぐには何もはじまらないが、そのうち何かしら始まる。試行錯誤だから、よっぽど危ないことでない限りほうっておく。勝手に遊びが始まればしめたもの。それなあに?って聞けばその子なりの考えを話し出し、その世界を一緒に楽しむ!

あとになって、「あー、これってあのことか〜」と生活と学習が結びつく。これでOK🙆‍♀️