涙くんさよなら!また会いましたね!
今週のお題「卒業」
泣き虫の私
私は別れに弱い。
すぐ涙腺が崩壊し、子供のころはわあわあと声をあげて泣いていた。
第1の泣き虫メモリー
一番覚えているのは、幼稚園の年少組(当時は4歳から)の最後の日。
担任の先生が結婚を理由におやめになると知って、大好きだった私は大ショック。
しかも、最後に先生の好きだった歌を歌うことになった。
それが「大きな古時計」。
何だよ、泣く要素満載じゃないか。
もうそれはそれは大変な泣き方だったと思う。
第2の泣き虫メモリー
さて、その次は中学校2年生のとき。
仲のよいクラスだったわれわれは、3月の歌を勝手に「贈る言葉」にしていた。
そして最終日、絶唱しながら泣く女子多数。
担任の先生に
「おまえら卒業じゃねえんだぞ。」
と笑われながらも快い別れの涙に浸った。
ひとまずさよなら
それ以降、冷めた高校、大学時代があり、忙殺された新社会人時代。
涙など露もなく。
季節ごとに巡ってくる泣き虫
初めて4年生で担任した子達が卒業するときには寂しくて一人号泣した。
次の年、卒業生を送り出したときも号泣。
そのあとは卒業式というとやはり別れの淋しさでややもすると涙が出るが、決壊するほどではなかった。
忙しいからまたさよなら、と思いきや
結婚し、子どももでき忙しくなると、怒ることは増えても泣くことは減っていた。
しかし、あまりの忙しさに病気になり、訳もなく涙が出るようになった。
同時に様々な体験をすることで涙のツボも変わり、以前では考えられないほど泣くようになった。
映画やドラマを見ては泣く。
ドキュメンタリーでも泣く。
あまり突然泣くので子どもが驚くこともある。
泣き虫は卒業しない
こうして泣き虫の自分とは一瞬さよならしたように見えたものの、またもやすぐに、しかもさらに強力にパワーアップしてお目にかかり、これから生涯つきあっていくであろうことは予想だにしていなかったことである。