ティッピングポイント
だんだんと涼しい日が増えて
秋が深まってきましたね
彼岸花の有名な観光地ではこの夏の酷暑で
あまり花が見られず悲鳴が上がっているとか…
確かにお彼岸のお参りに行くお寺でも
いつもは見られる彼岸花の姿がなかったかも
朝顔も秋の季語で今まで違和感がありましたが
今年はこの夏がひと段落して
ほっとして花を開いている姿が見られます
前にも書いたかもしれませんが
もう温暖化を食い止めるための
ギリギリのライン、ティッピングポイントを
超えてしまったのではないかと思わせます
CO2排出削減を急いで欲しい!
【ZeroWaste】部品の交換
もう5年ほど使っているメガネの
鼻あてが破けてしまいました
破けたことに気づいたのは5月ごろでした
早くなんとかしなくちゃなぁと思いつつも
なかなか腰が上がらず
ゴムがビリビリになっていたのを
この夏中、なんとかごまかしながら使いました
でも、替えのメガネもないので
しかたがない、新調するか、と
先日ようやく
なじみのメガネ屋さんへ行きました
メガネ屋さんにはすでにお客さんがおり
時間がかかりそうだなぁと思いながら
店内を眺め、店員さんに声をかけられて
ぼーっとしていたことに気づきはっとしました
「新しくメガネを作りたいのですが…」と
口から出かかったのですが
まずは今のメガネを見てもらおうと
思いつきました
状況を説明するとあっさりと
部品交換でできますよ!
とのこと!
えぇ〜、その手があったんだ〜!
もう、即お願いしました!
写真はもう直してもらったものです
赤丸で囲んだところが新しくなった部分です
替えてもらう前はもうゴムも変色して
黄色くなってました
部品だけ交換とは本当にありがたいですね
新しく作れば万単位でお金がかかります
部品交換は550円でした♪
直して使えばまた愛着がわきます
本当はもっといろいろなものを
そうして長く使いたいと思っています
そして何よりこのように対応してくれる
地元のお店を利用して応援したいと思います
【脱プラ】蜜蝋ラップ3代目
蜜蝋ラップをはじめて2年たちます
1代目は1年くらいもちましたが
2代目は傷みが早かったです
子どものお弁当のおにぎりを包むのに
使っていました
この夏の暑さのせいか
子どもが洗っていたため
おにぎりのぬめりがよく落ちていなかったのか
原因ははっきりしませんが
かびてしまい半年くらいで
替えることになりました
こちらが3代目です
かわいい柄でとてもすてきです
ちなみに柄は選べませんが
どんなものがくるのかも楽しみの一つです
私の使っている蜜蝋ラップは
Bee Eco Wrap のものです
Bee Eco Wrap / 地球に優しい、プラスチックを使わないオーガニック・フードラップ!
ハチミツの甘い香りがします
とても気に入っているので
お弁当には使えなくなっても
まだ野菜やお皿にかぶせるには十分使えるので
まだ1代目も2代目も現役ではあります
今回は子どもも丁寧に扱ってくれているようで
あまり折り目をつけずに使ってくれています
私も包むときにあまりピッタリとつけずに
ふんわりと包むようにしてみています
これなら長持ちするかもしれません
せっかくの環境に配慮された商品でも
乱暴に扱ってあっという間に
ダメにしてしまっては本末転倒
大切に使いたいと思います
旅じまい③豊岡で楽しむ
さて、城崎温泉をあとにして
豊岡へ向かう2日目です
比較的朝早くから
みやげもの屋さんは開いています
特に駅へ向かう道はにぎやかです
おみやげを物色しつつ電車の時間を待ちました
ワンマンの2両列車に乗って豊岡へ
さらば、城崎、また会えればうれしい
豊岡ではまたもや豊岡演劇祭の演目
「むかし、むかし」を鑑賞します
カナダのコープスと大阪のキオの合作で
日本と西欧の昔話の登場人物
オオカミと鶴をメインに描く作品です
嫌われ者であるオオカミは本当に悪いのか?
鶴は本当に平和で優しい生き物なのか?
そのようなことなどを考えるとともに
ポップな演出あり、日本の能狂言や歌舞伎、
西洋の人形劇などへのオマージュあり、
笑ったり拍手したりと
とても盛りだくさんの内容でした。
実は演劇鑑賞前に、開場まで時間があったので
商店街を昼ごはんの食べられそうなところを
探しつつ、うろうろと観光しました
商店街には豊岡演劇祭のポスターや幟があって
盛り上がりを感じました
お昼は軽めでと思っていたのですが
アルコールも欲しくなりカフェではなく
レストランでいただきました
創作ダイニングしき彩さんです
ランチタイムメニューもあり
アルコールなしでも十分楽しめます♪
でも、ここでは城崎ビネガーサワーを
飲むことができます
やはりご当地ものには食指が動きます
ピンクグレープフルーツとアセロラアップルの
二つを飲みました
お料理もおいしそうだったので
つい多めのものを選んでしまいましたが
おいしくてはしが進みます
このランチ、盛りだくさんで1300円!
冷や奴や茶碗蒸しなどお腹にも優しい♡
モリモリ食べられました
全室個室とのことでとても居心地が良く
知らぬ間にラストオーダーの
時間を過ぎていました
さらにデザートを注文しようとして
ラストオーダーすぎました〜♪と聞いて
初めて知る時間の流れよ!
こうして一泊二日の旅は
楽しく過ぎ去って行きました
あとは無事帰るだけです
帰りの特急きのさきでは、やや食べすぎで
苦しくなったものの時間がたてば元通り
でも晩はさすがに駅弁はやめて
おにぎりにしておきました
帰りの新幹線や電車内は行きよりもにぎやかで
ざわつきが気になったので
音楽と読書を楽しみながら帰りました
さまざまなことをこんなにたくさん
いっぺんに楽しんだのは
ずいぶんとぜいたくな体験だったと思います
しばらくはもう旅はできないと思いますが
節約生活をして体も少し動かして
健康を維持できるようになったら
お金と相談しながら
外出を楽しみたいと思います
旅じまい②よるよむきのさき
豊岡演劇祭は毎年シルバーウィークに合わせて
行われるようになって今年で4年目
初めての年にご縁があって行きました
今年は城崎温泉にて行われる
「よるよむきのさき」を楽しみにしていました
ご馳走を楽しんだあと朗読劇があります
私が楽しませていただいたのは
9月19日、レストランGUBIGABU での
小川未明の作品群の回です
まずはごちそうから楽しみます
地ビールレストランということで
城崎ビールを堪能…んんー!おいしい〜!
そしてお料理はまずはワンプレートの中にも
但馬鶏が入って地元の名産をたっぷりと
楽しませていただきました
さらにパスタにブラマンジェと盛りだくさん!
おなかパンパンでした!でも食べてしまった!
そしていよいよ朗読劇が始まります
店内を暗くして少し高くなったお座敷を舞台に
スポットライトがあたりワクワク感が増します
小川未明の美しい言葉たちに聞き入ります
迫力のある朗読にアコーディオンが情を添えて
さらに作品の中へと引き込まれました
終わってもしばらく動けませんでした
あまりにものめり込み過ぎて
もう少しその世界にいたいような
動いてもとの世界に帰るのがこわいような
そんな気分でした
「よるよむきのさき」は豊岡演劇祭では
毎年行われているようです
とてもおすすめです
一夜限りのものばかりのようなので
スケジュールを合わせるのが大変ですが
ご都合が合えば
ぜひおすすめしたいものの一つです
旅の1日目はこの「よるよむきのさき」を
じっくり味わって
素晴らしいしめくくりとなりました
旅の2日目にも演劇を見ましたが
2日目についてはまた後日まとめます
旅じまい①城崎温泉
久しぶりに新幹線を利用しての
長距離の旅をしました
一泊二日の旅です
いつもは音楽を聴きながら読書をします
今回は何が不安なのかを自問自答しながらの
旅になりました
体力的にも金銭的にもきつくなってきて
旅ができるのももうそうないだろうという
そんな寂しい気持ちから
きていたのかもしれません
久しぶりに見たら新幹線の車内スタンプが
かわいくなってましたね
気がつかなかっただけかな
これは新幹線の顔でしょうか?
まずは久しぶりの遠出ということで
駅弁を楽しみました
真ん中にちょこんとある栗おこわが秋ですね🍁
行き先は城崎温泉
今回のおめあては
- 温泉
- その土地のおいしいもの
- 文芸館
- リラックスできること
そういうわけで
駅から歩いてお宿まで5分くらい
駅から温泉街までは思ったよりも近いです
外湯巡り券をまずお宿でちょうだいしました
それから街を下見しながら文芸館へ
文芸館はKINOBUN という名前で
入場券がしおりになるというおしゃれなもの
城崎温泉の文芸館は
主に『城崎にて』を書いた
志賀直哉の展示がメインかと思いますが
それだけではなく城崎ゆかりの文章が
エントランスにデジタルで
浮き出るようになっており
それだけでかなり充実しており
満足感があります
それから外湯めぐりをしつつ
旅の前に調べて気になっていた
耳サプリへ
耳ツボマッサージや耳掃除などしてくれます
長距離移動で疲れていた頭の中がスッキリ
クリアになりました
お店は木屋町小路にあり
そこにはこんなオブジェもありました
ボールが上から転がってくる赤ちゃん用の
おもちゃを思い出しました
ほっこりします
実は今回の旅は温泉だけではなく
豊岡演劇祭2023もめあての一つ
豊岡演劇祭2023 Toyooka Theater Festival |
それについてはまた後日まとめます
安心をくれたのは母だった
母は特別養護老人ホームに入っている
もう何年もお世話になっているのだが
旅先で突然、母の心拍数が低下していると
直接世話をしてくれている妹から
連絡を受けた
今のところ体調の悪さを訴えたり
生活に変化があるわけではないのだが
なるべく早くペースメーカーをつけるかどうか
判断してほしいと言われたとのことだった
母は以前から延命処置はしないでほしいと
話していたから私たち子どもとしても
ペースメーカーはつけない方向でいくことに
なるだろうとは思ったが
いざ決めるとなると
やはりスパッとわりきれるものじゃない
私自身よりも直接世話をしてくれている
妹の方がダメージは大きいだろうから
妹の意見を尊重したいと思った
結局、認知症がかなり進み
普段会話もままならない母ではあるが
一応本人に話をしたいということを
いつも世話してくれている妹が決め
手はずも整えてくれた
そして何気ない普段の面会から始め
いよいよペースメーカーの手術の話を
施設の看護師さん交えてし始めた
どうやら昨日施設の担当医と母は
話したらしいのだが全く記憶がない
それは想定内だったから驚かない
驚いたのは母で、ええ?って顔をした
「心臓が弱っているんだよ」
「手術して機械をつけるか」
「このまま様子を見るか」
「どうする?」
「手術すると痛いかもしれないけど
長く生きるかもしれない」
「手術しないと今まで通りだけど弱ってるよ」
などとメリット、デメリットを
やんわりと伝えると
しばらく悩んでいるのか
わからなかったのか
じっとしたり手をさすったりのびをしたり
なんともいえない表情をしていた
しかししばらく下を向いて
そして勢いをつけてこう言った
「やめたいな」
それできまりだった
念をおそうとしたけど考えてみたら
自分の生き死にのことで
思いっきり返事したのだ
それは酷だからやめた
「わかったよ」
じゃあ、そうしようということで
延命のためのペースメーカーは
しないことにきめた
決めたら涙があとからあとから出て
止まらなくなってしまった
私と妹は自分たちでは決められなかった
認知症になってなんだかふわふわとしている
雲の中にいるかのような母
一瞬だけもとの母が戻って
きめてくれたのだった
帰り際に手を伸ばしてきて
アクリル板越しに指先にタッチした
温かかった
コロナが始まってからはノータッチなのだ
ハグなんてできるはずもなく
なんとなく物足りなさを感じていたのが
やはりふれあえないことの寂しさなんだと
ひしひしと押し寄せてきた
帰る時には母はもういつも通り認知症で
私たちのこともよくわからずに手を振った
でも元気に手を振って別れた
じゃあね、バイバイ!