【レビュー】雪のひとひら
ポール・ギャリコの作品
『雪のひとひら』をご紹介します
『猫語の教科書』『猫語のノート』や
『ハリスおばさん』シリーズでも知られている
詩人で作家のポール・ギャリコ
私はあまりよく知らない作家でした
ふと耳にした『雪のひとひら』という
題名の美しさに興味を惹かれ
手に取りました
アンデルセン童話を彷彿とさせる美しさです
『雪のひとひら』という言葉から
雪の結晶を思い浮かべる方も多いと思います
その通り雪の結晶の話なのですが
一つ一つ違う結晶のそのうちの一人が
雪のひとひらなのです
雪のひとひらが辿る人生は
さながら私たち人間の人生のよう
読んでいて美しくもつらくあたたかな
人生へのギャリコの眼差しを感じました
クリスマスや年末年始の読書に
おすすめしたい本です