使う者の責任
トレーサビリティ
ラジオを聞いていてトレーサビリティの話になりました。
TBSラジオ「スナックSDGs」でのことです。
海外ではスーパーでも、トレースできないものは売れなくなってきているのだとか。
トレーサビリティ、また横文字のカタカナが増えました。
何かといえば、元をたどってみることです。
つまり、その製品が作っている場所、原料を仕入れている場所に遡るという考えです。
誰が作っているかわからない
よくよく考えてみると、誰が作っているのかわからないのは怖いことだと思います。
以前、何度か話題になった食品への異物の混入。
衛生的ではないものをウケ狙いで撮った写真のSNSへの投稿。
あれも、話題になったときにはその工場や会社について考えたりはしました。
それでものど元過ぎれば、です。
今はまた、誰がどのようにして作ったのかわからないものを食べています。
もしかしたら、その製品を作るために犠牲になっている人がいるかもしれないのです。
コバルトの採掘現場などでも児童労働が問題となっています。
わたしの機器もそのような犠牲の上に作られたものの可能性は否定できません。
無防備な利用
何も考えずに使うことは、自分に対しても無防備になっている可能性があります。
上にも書きましたが、異常があるかもしれないものを売っているかもしれません。
もしかしたら手違いもあるかもしれませんが、それが意図的だとしたら?
売る側の倫理観も薄れがちです。
きちんと誰がどのように責任を持ってやっているのかを知った上で使うことは自分の身を守ることにもなります。
よく映画館やDVDなどで見るのが、違法なアップロードとダウンロードに関するCM。
自分に悪意はなくとも犯罪に巻き込まれるかもしれません。
相手がいつも善意の人とは限らないということも考えておく必要があります。
気持ちの良い話ではないですが、責任ある人として向き合う必要があると思います。