文化としての〇〇
文化って何だろう
大型連休に入り、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
映画やスポーツは好きですか?
演劇や音楽はいかがでしょうか。
文化というと「伝統文化」というように、ちょっと高尚なもののように思えます。
「地域文化」という言葉もあります。
地域のお祭りや自治会なども立派な文化ではないでしょうか。
もちろん娯楽から学びまで様々ありますが、学びのない文化はないと思います。
文化に触れる中でなんらかの形で心に触れるものがあると思います。
それが社会教育の一つの形だと思います。
『るろうに剣心』を見ました
『るろうに剣心 The Final』を見ました。
良い時間を過ごさせていただきました。
と同時に、アクション監督の谷垣さんが香港映画から学んできたものも見てとることができたように思いました。
また、明治12年という時代の中であれはどうなんだろう、これはどうなんだろう、と考えるものもありました。
時代考証の大石学さんの名前をスタッフクレジットから見つけることができました。
映画を作るときに気をつけていることなどがエンドクレジットからわかります。
これも学び
話を元に戻します。
さまざまなコンテンツやイベント、つまり文化に触れることそのものがもう学びです。
どこが良かったかを考えたり、なぜそれが良かったのかを考えたりしますよね。
すると自分の考え方の癖に気がつくことがあります。
イマドキの人と私とでは考え方とは違うとか。
この映画ではこうだったけど私は違和感を感じるとか。
それがもう学びになっています。
そして一歩そこから踏み出してみます。
例えば他の人の考えも聞いてみると、思ってもみない答えが返ってきたりします。
「あのシーンはちょっと嫌だったな、だって〇〇だからねー。」
なんてことで社会問題に気がついてしまうこともあります。
話がしんどいという方も、ちょっとネットで口コミを見ても良いかもしれません。
こんな考え方もするんだ、ということもあります。
また、見る前に口コミをチェックしてみたけど見てみたら違っていたり。
映画や演劇など「観る」が主目的でもそうです。
ましてやスポーツや音楽、祭りなどはもっと心に直接響くことも多いかもしれません。
他の人とのコミュニケーションの中で既にガツガツとぶつかります。
でも、そうした中で感性が磨かれていくのではないでしょうか。
もちろん人間関係で疲れることもあります。
その時は距離を置くことも心に留めておくと良いと思います。
スポーツについて
文化と聞いてすぐにスポーツを思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか。
なんとなく今の社会ではスポーツと文化、分けて考えられているように感じています。
スポーツに望むのは地域に根付いた活動をして欲しいということです。
プロでも積極的に地域に出て活動しているところは、根強いファンがいるようです。
そうなるとスポーツも生活必需品の一つになります。
そうなれば完全に文化と言って良いのではないでしょうか。
もっと身近に文化を
日本ではまだまだ「地域に根ざした〇〇」があるはずです。
地域創生として新しく作ることもあるかもしれません。
けれども、元からあるものを大事にしつつ、新たな文化を築いて欲しいと思います。
文化を大事にすることは生活を大事にすること。
社会教育は人生を豊かにしてくれるものと信じています。