【教育は未来への投資】校則と教員の働き方と子どもの人権
仕事を辞めて
最近、仕事を辞めたので体調は悪いものの、本を読む時間ができた。
そこでしばらくいろいろと読んでいた。
身の回りでは、国会で入試問題が噴出したり、教員の働き方改革と称して変形時間労働制の導入を可とする給特法改正案が可決されたりと騒がしい。
さらに、もっと身近なところでは、夏前から部活の朝練で着ていたびちょびちょの体操服の上に制服を着て授業を受けるせいで、下着にカビが生えたり、最近ではPTAの役員決めがあってなんだか釈然としないことがあったりする組織であることなど、じっくり考えることができるようになってきた。
教育は誰にでも関わること
- 自分には子どもがいないから関係ない
- 自分の子はもう大きくなったから関係ない
- まだ小さい子ばかりだから
など、興味関心をもたれないことも多い教育問題だが、実は社会に深く関係する。
なぜなら
- 教育を受けた子達があなたの部下や同僚になる
- 自分の孫の世代に関係する
- 自分の子が大きくなったら関係する
そして何より
この子達が大きくなって
私たちと社会を作るから
である。
まずは知ることから
そこで「知は力」ということで、様々な知識を蓄えるべく、収入が途絶えたのにもかかわらず、本だけは買ってしまう。
今読んでいるのは以下の本。
教員の働き方と校則が何で関係あるのか
教員の働き方と校則は一見関係ないように見えるかもしれない。
しかし、大ありである。
なぜなら、中学校でも小学校でも校則(小学校では学校のきまりとしているところも多い)を守らせることに労力を割き、肝心の学習指導の準備や学習し動じたいの時間を削っている可能性があるからだ。
しかも、その校則がもしかしたら子どもの人権を奪っている可能性があるとしたら、それは害にしかならない。
上に書いた我が子の着替えの問題だが、似たような不満を持つ親は少なくない。
お互いに風通しを良くすることで信頼関係ができて、良いのではないかと思うのだがなかなかそう簡単ではないようである。
教員働き方改革と子どもたち
教員の働き方改革は子どもたちに関係ないようにも見える。
しかし大ありである。
今の教員は勤務時間より1時間近く早く学校に着て、勤務時間を大幅に遅れて退勤する。
それでも教材研究の時間はとれていないからだ。
つまり、教材研究というのは、ざっくり言えば
「どうやったら目の前の子どもたちに会った教え方ができるか」
考え、さらにその準備をすることである。
その時間がとれないと、教科書をそのまま読んだり、自分の経験則でマンネリとやったりするしかなくなる。
つまらない授業は子どもたちの苦痛である。
また、忙しすぎる状態では教員だって人間であるため、注意が散漫になり、子どもたちに目を向ける時間も少なくなる。
よりよい関係作りにもマイナスである。
来年度の対策を練る
上の本やSNSなどで情報を得て、何とかアクションを起こせないかと考えている。
元学校関係者として、いろいろ思うところはあるのだが、よりよい学校を目指す気持ちは変わらない。
居心地の良い学校は子どもにも先生にも居心地が良いはずだと信じて、体調と相談しながら活動したいと思っている。