【ラグビー】新リーグ立ち上げ?目標はRWC誘致とは…
ラグビーが昨年のワールドカップの人気を受ける形で、さらに定着させるため、新リーグを立ち上げるという話が出ている。
しかも目標はワールドカップの30年以内の誘致である。
賛否両論あるが、私は懐疑的である。
どうも本末転倒の感がある。
それぞれのチームが各地でホームタウンを明記して、地域に根付くのは良いことだと思う。
しかし、今の状況でいきなり新リーグとは難しいだろう。
ラグビー場の確保も四苦八苦しているところもあると聞くのに、なぜこんなに性急に新リーグを作ることができると思うのか、理解に苦しむ。
さらに財政面で今後苦しくなっていきそうなことは容易に想像できる。
興業になれば、金儲けのための派手な演出なども増えていくことになるのだろう。
今の素朴な味を好む人も多いし、選手との垣根の低さはラグビーならではである。
プロ化していくとこれが損なわれるのではないかと危惧する。
ラグビー熱が覚める前に、という気持ちはとてもよくわかるが、今のトップリーグの充実が先ではないかと思うのだ。
松島がフランスのチームへ行ったり、サンウルブズに多数の日本人選手を参加させるなど、徐々に強化策は進んでいるように見える。
しかもサンウルブズはスーパーラグビーの質を下げているとして、今シーズンいっぱいの参加にとどまっている。
新リーグが実際どのようなものになるのか、まだよくわからないが、とにかくじっくり、しっかりと選手やレフェリーを育成していってほしいと願う。