未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

【教育は未来への投資】英検って…申し込みの前倒しに怒り

 

受験で有利になるから

何度かこのブログで言及しているのだが、うちには受験生がいる。

受験では少しでも内申書(調査書)の中に書けることを増やしてやりたいのが親心。

女の子と一緒に勉強しているお父さん

というわけで、英検も加点の対象となる級に受かって欲しいと思い、対策本で勉強させていた。

 

英検の建て付け

英検は例年年3回。

3回目の最終結果が出るのは2月末。

これでは受験には間に合わない。

走っているカップル

1回目では残念ながら不合格。

2回目は10月。

例年では8月に申し込み。

今年もそれを確認してあった。

 

まさかの前倒し

しかし…

www.eiken.or.jp

これが出されたのが、6月12日だったようである。

6月12日付の所をクリックして欲しい。

さらりと申込期間と方法の変更と書いてあるのだが、前倒しとまではここでは書かれていない。

本文を読めばわかることではあるが、書店での受付もしないとのことである。

うちでは子どもがメルマガをチェックしているはずなのだが、気がつかなかったのか。

しかも私の登録してあるメールにはCBTやS-CBTの宣伝は散々入っていたにもかかわらず、このことについては1本もメールが来ていない。

Twitterで見てみると、やはり知らずに申し込みできなかった人がたくさんいるようだ。

 

配慮しているように見せて

しかも、個人申し込みが前倒しであり、団体(塾や学校)での凖会場の受付はまだ行っている。

個人で申し込みができなかった人へ凖会場を利用できるようにする、と配慮のように見せている。

www.eiken.or.jp

上のと同じページだが、ここの7月31日のお知らせを見ていただきたい。

ここで、個人で申し込めなかった人からの問い合わせが殺到したと見えて、準会場への利用ができるようにとお知らせを出している。

パソコンを見て問い合わせをする

しかし、凖会場を利用するには団体を探し手続きをした上、成績もそこからもらうことになる。

つまり、塾などを有利にすることになる。

うちは塾を利用していない。

成績などの個人情報を利用されたくないからだ。

だから凖会場での受験はさせたくない。

 

民間活用の限界

このような民間の機関が大学受験を請け負うとしていたかと思うと、怒りすら感じる。

向かい合って牙を剥くライオン

本当に子どもたちのことを思っての大学入試改革ではないとしか思えない。

民間では限界があるのが分かったのが、前回の英検での混雑による騒ぎであり、今回の非情な申し込みの前倒しなのではないだろうか。