後進に道を譲る
40才を過ぎたら
カーズ/クロスロード(カーズ3)は私のお気に入りのPIXARの作品の一つです。
自分のライフステージにマッチしていたところで心をつかまれました。
今まで第一線で活躍していた、主人公がクロスロード(人生の岐路)に立つ話です。
30までは懸命にまわりの意見に耳を傾け、自分のスキルを磨くことに集中しました。
それが30代後半からは変わってきます。
そこでは大きな葛藤が生まれます。
今まで通りの自分で良いのだろうかと。
昨日も書いたように、人生は学びの連続です。
しかし、ここで学びの内容が大きく変わってきます。
ラグビー界の動向から
トップリーグもあとは決勝を残すのみとなりました。
各チームから引退選手が発表されています。
世界のトップの一人、キアラン・リードは日本ラグビー界の底上げをしてくれました。
昨年引退した神戸製鋼のダン・カーターもそうです。
各チームのベテラン選手たちもそうだったでしょう。
皆、後に続くニューフェイスの人たちに、その姿勢で教えてくれていたでしょう。
今年は世界の現役の選手も大勢来ていました。
日本に来てくれている外国人選手の多くが心がけてくれていることは共通です。
自分たちの知見を惜しみなく伝え、ほかの選手の成長の助けになること
そこに自らの普段の練習から、ほかの選手へメッセージが感じられます。
これも教育の一つと言えます。
後進に道を譲る前に
いつまでも現役でいたい、と思うのは多くの人の考えることでしょう。
しかしながら、そうはいかないのは命ある人間ですからしかたのないことです。
40を過ぎたら、もう後進に道を譲る準備を始めた方が良いと思うようになりました。
といっても丸投げして、やってみなさい、というのは道を譲ることになりません。
そこにはあたたかい心でその後進になってくれる人を導く必要があります。
そこで教育が生まれます。
どのようにしたらうまく伝わるか。
どのようにしたら相手にとっても良いのか。
これが教育の考え方の第一歩だと思います。
相手に合わせて、自分の行動を見せ、ときには教え導くこと。
これが教育にとって大事な心構えだと思います。