その教育法、大丈夫?
素手でトイレ磨く
一時期はやった、「素手でのトイレ磨き」。
PTAが取り組んだり、教員が研修でやったりニュースになったこともありました。
子どもにやらせる取り組みも報道されました。
それに関しては、感染症の危険もあると言うことで、かなり批判が出たと思います。
さて、この素手でトイレを磨くようなおかしな動きが出てきたのはなぜなのでしょう。
報道ベースでは、
- 会社の創業者や社長が率先して行っていた
- 社員も行うようになった
- 新入社員の教育として
などが、流れのはじめかと思いました。
しかし、下の本を読んで納得しました。
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この流れを作ったものを知る
この流れを作ったと思われるものについて書かれている箇所がありました。
「日本を美しくする会」という団体が関わっているようです。
ご存じでしたか。
わたしは知りませんでした。
そして、今でも一部でもてはやされている「親学」。
親学については聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
内容を見ていくと違和感を感じる方もいるのではないかと思います。
しかし、トイレ磨きも親学もなぜか熱烈なファンがいます。
どちらにも共通することは「日本会議」系の団体であるということです。
「日本会議」については海外では、カルトだと言われているようです。
日本会議についてはさまざまな本が出ていますので、読んでみるとよいかと思います。
黙食・黙掃の気持ち悪さ
学校では、マニュアル化が流行っていると言うことを以前に書きました。
画一化、黙食、黙掃もはやっています。
これも大丈夫なのでしょうか。
黙って、整然と、一見美しいかもしれませんが、全体主義的な印象を受けます。
「心を磨く」という抽象的でエモーショナルな言葉にのせられている気がします。
教員には短期的な教育効果ばかりに気を取られることなく、実践して欲しいです。
実際は教員は自己評価をしなくてはならなくなりました。
そのため、短期に成果を求められがちになりました。
それが問題だと思います。
それでも、教員は子どもに直接接し、その生活に責任をもっています。
よくその指導法の元を確認して、ご自分の指導法を選んでいただきたいと思います。