クリティカルシンキングとトライアンドエラー
今週のお題「100万円あったら」
クリティカルシンキング
教育ではクリティカルシンキングが大切です。
何事もまずは疑ってみることを学びましょう。
大学ではまず最初に学ぶのではないでしょうか。
クリティカルシンキングでは、このようなお題が出た場合、お題を疑います。
「なぜ100万円なのか」
「100万円でなくてはならないのか」
「どこから来た100万円なのか」
「100万円ちょうどなのか」
などといったように、さまざまな疑念を持って考えていきます。
そうすることで問いを立てる力がつきます。
問いを立てる力
社会で生きていく上でうまくいかないことはたくさんあります。
その時に、何がうまくいっていないのだろうと悶々としていては始まりません。
何が悪いのだろうと自分や環境を疑って見ていくことから、改善が始まります。
よく観察すること、さまざまな角度から見ることで改善策などが見えてきます。
「10万円だったら」
「もしかしたら犯罪で手に入れたお金かもしれない」
「100万円をちょっとくらいなら過ぎても大丈夫なのか」
「いくらくらいオーバーなら大丈夫なのか」
「使ったら返さなくてはならないのか」
「使った分利息が取られるか」
そのような疑念がわきます。
それによってもちろん行動が変わってくるのです。
間違えても良い
そこまで考えても、実際に動いてみるとうまくいかないことがでてくるでしょう。
その時にまた、同じようにどこがうまくいっていないのか考えるのです。
そして行動。
トライアンドエラーです。
学校では本来このような学びがなされる時間をたっぷり取る必要があります。
ところが今は学習内容が多すぎて、エラーせずに効率的に学ぶことが求められます。
それでは真の学びにならないということは、多くの人の感じるところだと思います。
以上見てきたように、たかが100万円ですが、大きな学びにつながります。
これは、学級活動などで小学校高学年以上で話し合ってもおもしろそうです。