【映画レビュー】「アンタッチャブル」追悼ショーン・コネリー
勝手に追悼企画
ショーン・コネリーが亡くなった。
90歳。
勝手に追悼企画として自宅で、「アンタッチャブル(The Untouchables)」を鑑賞。
ショーン・コネリーの出演作品は多いのだが、やはり一番は女王陛下の007シリーズだろう。
彼の他にも数名、007を演じているが、ショーン・コネリーに叶う俳優はいないと私は思っている。
禁酒法前後の話
1930年前後の禁酒法を背景にシカゴでの、マフィアの取り締まりをする警官を演じる。
ケビン・コスナーやアンディ・ガルシアのかっこよさも目を引くが、それ以上にいぶし銀の渋さの光る演技である。
私はこれまでマフィアものは好きではなかったので、見たことがなかった。
しかし、あまりにも凄惨なシーンは目を背けることにして、見ることにした。
以前に見た「ゴッドファーザーパート2」のビト・コルレオーネを演じたロバート・デ・ニーロがマフィアのボスを演じているところも感慨深い。
しかし、くじけそうになる主人公を叱咤激励し、最後までやり抜くように後押しした警官を演じるショーン・コネリーは実に魅力的である。
ショーン・コネリーの魅力
なんと言おうか、男女問わず引きつける俳優だと思う。
007ではセックスアピールが前面に押し出されているが、それだけではなく、何とはなしに好きになってしまうような人好きのする感じがあるのではないだろうか。
もしかしたら、こういう魅力をセクシーというのではないのだろうか、と少し前の環境大臣の言葉を思い出しながら感じた次第である。