【教育は未来への投資】活用する問題。こんな会話する?
疑問の残る問題形式
受験生のいるうちである。
塾には行きたくないと言いつつも、なかなか自分から学習しようとしない。
のんびりしているのを見て業を煮やし、できなかった問題をもう一度解くように、ノートに書きつける母である。
仕事辞めてたからできること。
やってたらできないわ、と思いつつ今日も写していた。
活用問題として出てきたのが次の写真の問題。
「ゆとり世代云々」も腹立たしい。
問題文でこう言うことを子どもたちにすり込んでいるとは、この方が問題である。
しかし、それよりもびっくりするのは右側の会話分である。
こんな会話する?普通…。
こういうのを活用って言うの?
なんか違和感あり…。
問題解決能力
これは中学生の問題なのだが、同様なのが高校の問題にもあるようだ。
学習指導要領も変わり、共通テストに向けて、いろいろと今までとは変わっているとは思ってはいたが、なんじゃこりゃ、である。
これがまじめに活用能力なのか、当の受験生たちも疑問に思っていることだろう。
そうは口にはできないだろうが。
この問題は表現能力なのか、問題解決能力なのか、何を測る問題なのだろう。
会話文にすることに、一体どんな意味があるのだろうか。
実に意味不明である。
学習指導要領と入試改革
もう少しこなれた問題にならないか、教科書会社も頑張ってほしいが、学習指導要領に無理がないか、見直しが必要だと感じる出来事だった。
さらに、それに準じて行われるようにと改革されているはずの共通テストも心配である。
問題例はまだ出ないのだろうか。
それともぶっつけ本番なのか?
正直、受験生がかわいそうである。(もう何回目だろう、この言葉)