未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

クロ現+の環境問題

www.nhk.or.jp

2019年9月26日気候行動サミットを受け、

環境問題について特集した。

 

 

「この10年が勝負」

IPCC気候変動に関する政府間パネル

がサミットに向け、

あらたな報告書を提出した。

これはラジオでも特集され、

以下のコラムにまとめてある。

 

saho-tamura.hatenablog.com

これをわかりやすく解説し、

画像をつけたものが今回の番組だ。

報告書によると

  氷解が止まらなくなる可能性大。

  • 2100年には海面1.1メートル上昇
  • 1.5℃を超えるとドミノ現象が起こり、

  人間の力では止められない可能性大。

10年後は何歳か。考えてみればすぐだ。

今がティッピングポイントなのだ。

 

ドミノ現象は止まらない」

国立環境研究所

地球環境センター副センター長

江守 正多さんの解説。

北極圏の氷解が止まらなくなる。

高温が多発し、森林火災に。

一つのスイッチが入ることで、

連鎖反応が起こり、

人間の力では止まらなくなる。

日本でも近年台風被害が拡大。

また、熱中症、洪水、高潮、

生態系破壊などが

起こり始めている。

100年に1度の災害が

毎年起こるようになる

と懸念されている。

この辺は元アメリカ副大統領アル・ゴアの

映画「不都合な真実」に詳しい。

 

不都合な真実2 放置された地球 [DVD]
 

 

「企業は取り組みを始めている」

企業で取り組みを始めたところもある。

日本では23の企業がRE100という

使用するすべての電力を再エネにする

取り組みに参加している。

sustainablejapan.jp

しかし、日本の再エネ率目標設定は低い。

2030年に先進諸国では30%目標だが、

日本の目標は22~24%。

2050年には80%の目標を掲げているが

果たしてこの調子で

達成できるのだろうか。

石炭火力への投資も日本のメガバンク

上位を占めている。

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石炭火力発電所

日本の環境問題への取り組みの甘さ

表れた形になっている。

 

「企業や自治体にアピールを!」

グローバル気候マーチ主催者の1人、

宮崎紗矢香さんからは、

個人でできることについての

示唆があった。

  • 環境問題に積極的な企業を選ぶこと
  • 自治体に訴えること

である。

これからも継続的にしていく必要がある。

 

「豊かさを失わずに」

「温暖化対策=我慢、コスト」と考えず、

システムを変えることを投資と見なし、

CO2を排出しない仕組みに変わっていく

社会変革ができると良いだろう。