SDGsではもう遅い
SDGsとは
「Susutainable Development Goals
(持続可能な開発目標)」の略。
2015年9月の国連総会で採択された
「我々の世界を変革する:
持続可能な開発のための2030アジェンダ」
に書き込まれている。
環境省の該当ページには以下のリンクから。
- 貧困をなくそう
- 飢饉をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
以上17項目が設定されている。
日本ではようやくこれに向けて動き始めた。
大変鈍いというほかない。
話し合っている時間はもう過ぎたのだ。
もう行動すべき時だ。
社会を変えないとどうなるか
上の図はパリ協定(4年間)締結時に出されたものだ。
しかし、新たに今回気候行動サミットに出されたICPPの報告によると、
このままでは
4.5℃の上昇
海面は1メートル上昇
と警告している。
ステーキを食べるのは問題?
小泉環境大臣がステーキを食べに行ったことが問題視されている。環境問題に取り組むというのならば、牛肉を食べることは極力減らすというのが今の環境問題への取り組みの流れだ。それに真っ向から対立することを環境大臣が気候行動サミットに来て、平然と行ったのである。あまりにも勉強不足である。しかし、彼はまだ環境大臣になったばかりであるから・・・という言葉も聞かれるが、それならばなぜ彼が環境大臣なのか?別に適任者がいたのでは、と思われても仕方が無い。欧州だったら辞任ものだという声も聞かれる。
なぜ牛肉を減らすの?
牛肉はもちろん牛を育てなくては食べられない。
水問題については以前に触れた。
さらに、牛の飼料の穀物を作るためにアマゾンの焼き畑農業が進められている。つまり、牛肉を食べることが環境にインパクトを与えているのである。さらに、それは先進国内で行われるのではなく、より労働力の安い途上国で行われる。つまり、
環境問題=先進国と途上国の不平等の問題
でもあるのだ。
政策的な取り組みが必須
個人的に環境問題に取り組んでいる方も多いだろう。
しかし、それだけではとてもたりないし、間に合わない!
という切迫した状態が今回の気候行動サミットで明らかにされ、各国政府の行動が求められたのである。切迫したことを肌で感じているのは若者だ。先日、東京で行われたグローバル気候マーチについては、以下の記事をお読みいただきたい。