未来のコンパス

教育、環境問題についての思いや学びについて綴ります。

【映画レビュー】「マトリックス」The Matrixー人間の意識や心とは何か

SFXの大作だと思っていたが SFXを駆使した思考実験 タイムリー SFXの大作だと思っていたが 私はマトリックスを見たことがなかった。 1999年公開だというから、20年ほど前の作品。 私はキアヌ・リーブスが好きではないし、アクションにもドンパチにも興味が持…

【教育は未来への投資】古い名ドラマを子どもと見る・名探偵ポワロ

興味のあることをとことんやる わたしが大学生ごろの名作 原作もドラマも 名探偵ポワロ ニュー・シーズン DVD-BOX 4 発売日: 2012/05/02 メディア: DVD 興味のあることをとことんやる うちの子どもは演劇に興味があるようである。 そこで、今回一斉休校にあ…

【教育は未来への投資】校則と教員の働き方と子どもの人権

仕事を辞めて 教育は誰にでも関わること まずは知ることから 教員の働き方と校則が何で関係あるのか 教員働き方改革と子どもたち 来年度の対策を練る 仕事を辞めて 最近、仕事を辞めたので体調は悪いものの、本を読む時間ができた。 そこでしばらくいろいろ…

【映画レビュー】「羅生門」は藪の中…

羅生門 デジタル完全版 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 羅生門 蜘蛛の糸 杜子春外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館) 作者:芥川 龍之介 発売日: 1997/02/07 メディア: 文庫 原作・芥川龍之介 モチーフは「藪の中」であるが、羅生門で雨宿りをする…

【映画レビュー】蜘蛛巣城・黒澤映画の傑作の一つ

蜘蛛巣城≒マクベス 黒澤映画の気合い 今はなくなってしまった時代劇の所作 蜘蛛巣城≒マクベス マクベスの翻案である。 ストーリーはほぼそのまま、場所を中世日本に変えただけである。 見事にマッチしており、全く違和感はない。 シェイクスピアの作品の普遍…

【ブックレビュー】「本は積ん読」の季節・今積んである本

体調が整わないと読むことができない 読み物 ドキュメンタリー 教育関係 これから買いたいもの 焦らずにでも少しずつでもすすめる 体調が整わないと読むことができない このところ体調が整わない。 冬は体調が悪いことが多いため、読みたい本がちっとも進ま…

【映画レビュー】「グリーン ブック」Green Book

差別は一足飛びにはなくならない 差別されるのは黒人だけではない グリーンブック ちょっと笑えたこと 差別は一足飛びにはなくならない リンカーン大統領がアメリカの黒人解放をしたことはよく知られている。 しかし、黒人奴隷がいた時代から、一気に差別撤…

【ゼロウェイスト】『ゴミ清掃員の日常』を読んで涙が出そうになったこと

ゴミから見えること 私たちのゴミはどのようにしてゴミ処理施設へ行くのか ゴミの出し方=その人自身 ゴミを資源化することの限界 リデュースこそ必要 ゴミから見えること 以前から気になっていた本をやっと読んだ。 お笑い芸人マシンガンズの滝沢氏の本であ…

息苦しい社会の理由・新自由主義。解決策は教育にある?後編

前回、新自由主義による国民の分断が社会を息苦しくしていることを述べた。 今回はフレイレの著書『被抑圧者の教育学』を元に、解決への道を探っていきたい。 被抑圧者の教育学――50周年記念版 作者:パウロ・フレイレ 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2018…

息苦しい社会の理由・新自由主義。解決策は教育にある?前編

公共機関の民営化は新自由主義 格差社会から階級社会へ 国民を分断する新自由主義 公共機関の民営化は新自由主義 シカゴの経済学者フリードマンの提唱したのが「新自由主義」。 今の社会はこの原理に従って動いている。 これにカナダのジャーナリスト、ナオ…

エンデの言葉に共感した時。一つのものを見ていても同じものを見ているとは限らない。

大勢の人が同じ本を読むとき、本当にみんな同じものを読むのでしょうか? 『M・エンデの読んだ本』『エンデのメモ箱』「親愛なる読者への44の質問」 — ミヒャエル・エンデ (@Michael_Ende_jp) 2020年1月3日 ドイツの児童文学作家エンデ エンデの言葉を実感と…

「校則をなくした中学校」と「みんなの学校」そしてインクルージョンへ

校則をなくした中学校 みんなの学校 インクルーシブ教育 インクルーシブであること 前回ブラック校則について考え始め、『校則をなくした中学校』を読んだ。 校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール: 定期テストも制服も、いじめも不登校もない!笑顔あ…

気候カジノ

2018年のノーベル経済学賞受賞の 経済学者ノードハウス。 彼の書いたのが 『気候カジノ』*1だ。 今回はこの『気候カジノ』に 書かれたことを整理し、 今回の台風被害について考えてみたい。 気候変動の実際 ノードハウスに限らず、 実際に気候変動により様々…

『0円で生きる』読了

仕事にあくせくせず、ゆるりと生きたい昨今。病気のため働けないのもあるのだが、なんとかゆったり生きる方法はないものかと読んでみた。 昔のコミュニティにあった共助をわかりやすく今風にするとこんな風だろうか。 中でも「0円ショップ」やシェアに関する…

元教師の「学力をつける②」

国語の場合 元司書教諭の経験から言わせていただくと、やはり読書は欠かせない。ただし、読むには段階がある。年齢が上がることで自然に読めるわけではない。 本来、国語の授業では説明文の読み方、物語文の読み方を学習しているはずなのだが、読み聞かせの…

『LIFE SHIFT』読了

元祖人生100年時代。実際、政治がなにを目指しているのか、本書から読み解いてみた。 レクリエーションは無駄なのか? 余暇時間はレクリエーション(娯楽)からリ・クリエーション(再創造)の時間へ変わっていくことは間違いない。(P306) さらに言えば、 …

仲秋の名月

十五夜 今日は仲秋の名月=十五夜。旧暦の8月15日。秋は7〜9月なので、秋の真ん中=仲秋。収穫祭の意味も込められている。 お月見団子、饅頭 神様へのお供えです。うちの定番は地元の銘菓店十万石饅頭で。売り切れていることも多い。 十万石ふくさや | うま…