住みたい場所は本の中に
今週のお題「住みたい場所」
憧れは本の中に
住みたいところはそんなに多くはありません。
40過ぎるとかなり現実的になるのでしょうか。
それでもあえて、あげるならほぼファンタジーの世界ばかりです。
- ホビット庄やエルロンドの館、ビヨルンの家(『ホビットの冒険』)
- ホグワーツ(『ハリー・ポッター』シリーズ)
- アースシー(『ゲド戦記』シリーズ)
- はてしない物語の本の中(『はてしない物語』)
- チョコレート工場の工場の中(『チャーリーとチョコレート工場』)
- モモの住んでいる円形劇場(『モモ』)
- ドリトル先生の家(『ドリトル先生』シリーズ)
- アマゾン号やツバメ号の兄妹の家(アーサー・ランサムシリーズ)
- 十二国記の宮殿(『十二国記』シリーズ)
など。
もっと考えてもおそらくでてくるのは、ファンタジーの世界ではないかと思います。
普通では出来ない体験
こういうテーマになると普通ではできない体験を求めたくなります。
しかし、そのためには想像力が必要になります。
想像力を持って本を読み進めるには、ある程度訓練が必要になります。
本をじっくり読む習慣のない人にはファンタジーの大著は難しいでしょう。
まずは、自分が読めそうなところから始めることをおすすめします。
最近では、ビジネス書ですら、要約するビジネスができています。
しかし、それでは想像力や読む力はつきません。
わからないこともそのまま読み進める我慢強さや推測しながら読む力が必要です。
読む力をつけていくには、じっくり取り組む時間が必要です。
一番住みたいところは
ここまで考えて、一番住みたいところは図書館だと気がつきました。
じっくり読むには、じっくり読めそうな本を選ぶ必要があると思います。
そのためには図書館をぐるぐる回って、面白そうな本を物色できる時間も欲しいです。
脱プラ・今年も始まるよ!
プラスチックフリージュライ
いよいよ始まりました。
7月です。
今年も後半戦です。
そして、7月と言えば「プラスチックフリージュライ」
わたしは昨年初めてこの取り組みについて知りました。
昨年はお弁当チャレンジをしました。
今年はこの倍の量の弁当が必要なため、仕切りをつけないわけにもいきません。
そこで、アルミホイルを中仕切りにしています。
天然素材で食べられるものだけだと、特にこの時期は食中毒が心配だからです。
それでも、弁当の中身は作り置きした総菜がほとんど。
冷凍食品はほぼ使っていません。
昨年取り組んだことで、作り置きが身についたかな、と思います。
たくさん食べるおにぎり4個はそれぞれアルミホイルで包んでいます。
ミツロウラップも考えていますが、ちょっと高校生の弁当には難しいかなと思います。
家庭菜園
家庭菜園も細々と続けています。
今年はミニトマトとキュウリにしました。
どちらもたくさんあっても食べきってしまうことができるからです。
しかもミニトマトはとても丈夫で育てやすいので、安心です。
昨年、ミニトマトは地植えにするととても丈が高くなることがわかりました。
そこで、今年はネットを張りました。
そして、そこにグニャグニャと曲がるように誘引することにしてみました。
たくましく育って気がつくと脇芽がとても大きくなっていることもあります。
バキバキと折り取って、実の方に栄養分が行くようにします。
折り取った脇芽はマルチの役目を果たしてもらうように、根元に放っておきます。
今年は収穫が早いかな
今年はもうすでにキュウリは2本、ミニトマトも2回収穫しました。
以前キュウリを育てたときはプランターだったためか、実があまりつきませんでした。
今回は、雌花が多く、どんどん実がなっていくのが見えています。
そして気がつくと巨大になっていてあわてて取っています。
やはりどの野菜も本来は地植えが一番良いのかもしれないですね。
そして、家庭菜園は最強のプラスチックフリーだと言うことを申し添えておきます。
変わる定説・日本の歴史
今週のお題「一気読みした漫画」
定説は変わる
年とともに研究活動や発見があります。
そうした中で、今まで教科書で教えられてきたことが覆ることもあります。
定説はわたしたちの学習した歴史から変わってきているとこともあります。
そんな中でおすすめなのが、『まんが日本の歴史』です。
新しい知見にもとづいたものをシリーズで大人買いすることがおすすめです。
というのも、わたしが子どもの時には一冊ずつ買っていて、失敗したからです。
どこまで買ったか忘れ、結局途中までしかそろわないうちに熱も冷めてしまいました。
世界の動向にも配慮
まんがでも、高校で世界史が必須科目になったことに配慮されています。
それぞれの時代ごとに、そのころの世界史情報も入っているものが多くなっています。
このようなことから、自分が子ども時代に使っていたものは廃棄。
またはその時代の定説を確認するための資料としてとっておきます。
子どもに買い与えるまんがとして、一揃いあっても損はないものかもしれません。
そして、日本史が苦手なわたしにも必要かもしれません。
読みませんが…いつかは手に取るかも…?
歴史をざっとたどる
おそらく紙幅の関係上少ししか載せられないため、厳選された事件が載っています。
そのため、日本史を概観するにはもってこいです。
日本史の流れをたどり、重要な事件のみを知りたいなら、これで十分だと思います。
そこから興味を持つことがあれば、資料集や本に当たっていけば良いと思います。
はじめの一歩にぴったりの本です。
学ぶきっかけになる漫画
今週のお題「一気読みした漫画」
子どもと一緒に楽しむ
新しい作品で読みたいものがなかなか見つかりません。
そして、新しい作品はまとめ読みすることができません。
そのため、このコーナーでは必然的に過去の作品になります。
過去の作品で、もう一度読みたいと思ったものを思い切って大人買いします。
『スラムダンク』やそれと同じ頃のジャンプの作品は、連載中に読んでいました。
名作も多いのですが、一気読みするには長いものが多いです。
もう一度読みたいけれど、一気に買うには高すぎるのが悩み。
しかも、場所を取ります。
それでも買いたくなってしまうほど好きだった作品はそう多くありません。
その中の一つが『うしおととら』。
陰陽五行説を知る
『うしおととら』では陰陽五行道が出てきます。
そこで何となく陰陽五行説について興味を持つことができます。
もちろんフィクションですから、あのような力や術はありません。
でも、歴史や文学に影響を与えている中国の思想について知るきっかけになります。
遡っていくと中国の神話や中国の古代史にたどり着きます。
そして、物語の中ででてくる地名を知ると、世界史にまで興味が広がります。
地名でたどる
うしおはその物語の中で、旅に出ることになります。
それは主に東北、北海道です。
その地名を地図で見ていくと、どのように旅をしたか、たどれます。
一緒に旅をしていく気分になれて楽しいのです。
そしてその地域の民話についても知ることができます。
民俗学的な興味もわいてきます。
『遠野物語』も読みたくなってきます。
こうして興味の広がっていく作品は子どもと一緒に楽しみたいと思います。
子どもの興味を広げる
無理強いはしませんが、リビングなどにこのようにして買った作品を置いておきます。
すると子どもも興味を持って読んでくれます。
もちろん、スルーされることもありますが、その時はその時で仕方がありません。
良いと思うものは目につくところにおいておくことがおすすめです。
少しでも子どもの興味関心を広げてあげたいと思ったら、きっかけを作ることです。
環境を整えることがわたしたち大人の役割です。
教育の窒息は予測済みか
#教師のバトン
教師のバトンであらわになった、教育現場の疲弊。
それは今までの「改革」において、織り込み済みのことであったように思われます。
なぜなら、以前にも書いたようにスクラップアンドビルドができていないからです。
しかし、それだけではないことが最近本を読んでいてわかったように思います。
教育への政治の関与
政治が教育へ関与を強めてきているのは最近に始まったことではありません。
一番自由に教育の工夫がなされたのは、戦後まもなくではないかと思います。
1947年に教育基本法が制定され、教育が権利としてしっかりと明記されました。
そして、そこでは教育の目的は人格の完成とされました。
それまでは、臣民としての教育であり、その教育を受けることが義務でした。
それがベクトルが逆になり、真に国民のものとなった時代です。
しかし、じょじょに学習指導要領の扱いが変わりました。
基準だったものが、最低ラインになったりと法的拘束力も強まりました。
それは1980年代ごろから始まっているようです。
中曽根内閣時代に始まる臨教審からの流れです。
それは形を変えて、今では教育再生実行会議として生きています。
教育を再生する?
教育再生実行会議という名前を見ると、不思議に思うことがあります。
再生という言葉は教育は死んでいたことを暗に言っています。
教育は死んでいたのでしょうか。
確かに、教育現場ではその時代時代で、課題はありました。
しかし、死んでいたというのはどうでしょうか。
教育自体は死んでいません。
それでは何が死んでいたのでしょうか。
それは「臣民教育」です。
彼らが目指しているのは、臣民教育です。
それを示しているのが第一次安倍政権下で行われた教育基本法の改正です。
何を再生したいのか
愛国心、結構ではないか、と思う人もいるでしょう。
しかし、わたしたちは一人一人の子どもたちを大切に育てることを主眼おきます。
それに対して、愛国教育では国を大切にすることが主眼におかれます。
場合によっては「お国のために」犠牲になる人間を育てることが目的になります。
「国を大切にすること=国民を守ること」ではありません。
「国を守ること=時の権力を守ること」です。
それは、香港やミャンマーを見ればわかることです。
そこには教育の工夫は必要はありません。
創意工夫をし、人生を豊かにする人間を育てる必要はないからです。
上から言われたことを忠実に実行する人間が尊ばれます。
自分で考えて動く人間は必要がないばかりか、場合によれば邪魔になるのです。
アクティブラーニングという手法を使いつつ、愛国教育を進めるのが新学習指導要領。
そのような新学習指導要領はあらかじめ矛盾をはらんでいると言わざるを得ません。
しかも、アクティブラーニングには教員の創意工夫が必要です。
それにもかかわらず学習指導要領やその解説は今まで以上に分量が増えています。
解説編では、内容から教え方まで事細かに指定されています。
それを考えれば今の教育現場の苦しさは予想されたことではないでしょうか。
もしそれが予想できていないとすれば文科省の役人の質の低下が危惧されます。
逆に、知っていた上でそれを出したとすれば、国民への大きな背徳行為だと思います。
参考文献
カムイ伝で民衆心理を考える
今週のお題「一気読みした漫画」
白土三平『カムイ伝』
わたしは昨年ごろ一気読みしました。
百姓一揆が起きる背景
百姓一揆が起きるまでにはさまざまなできごとがあります。
また、百姓だけではなく被差別民なども描かれています。
そしてそれを上から押さえつける人たちも出てきます。
商人の思惑も絡んできたり、藩の家騒動などもあり、盛りだくさんの内容です。
少し重たい内容なので読むのがつらくなって、時々休みながら読みました。
最終的に民衆の取った行動はショッキングなものでした。
しかし、今の政治や投票行動などを見ていると、今でも変わらないと思えます。
権力者は民衆をどう見るか
権力者は民衆をどう見ているのでしょうか。
どのように世論を作ろうとしているのでしょうか。
この本を読むと、背中に冷たいものが走ります。
だからこそ、報道や世論の流れに警戒しなければならないという思いを強くします。
今の時代だからこそ、この『カムイ伝』をおすすめします。
ちなみにカムイ伝には第二部があるそうですが、わたしは一部しか読んでいません。
伏線の回収は結局なされないままのようです。
無理して第二部まで読まなくても良いと思います。
第一部だけでも十分民衆心理を操作しようとする権力者のやり方はわかると思います。
フィクションから学ぶには
今週のお題「一気読みした漫画」
ベルサイユのばら
言わずと知れた少女漫画の名作「ベルサイユのばら」。
フランス革命当時の雰囲気を感じるにはとても良い漫画です。
もちろんフィクションですから、全てを鵜呑みにすることはできません。
しかし、歴史的な事件についてはいくらフィクションでも嘘は書けません。
ですから、歴史的事件のイメージをつかむには漫画はもってこいだと思います。
フィクションを鵜呑みにすると
フィクションといえば、司馬遼太郎のファンは必ず通る道があります。
一瞬、明治維新後や幕末に奔走する志士たちがまぶしく見える現象。
一歩進み、現実的に歴史に当たり、どのようなことをしたかを見て夢から覚めます。
最近ではNHKの大河ドラマもあてにならなくなってきています。
一番愕然としたのは、龍馬と土方歳三が江戸で会っていたという設定。
そんなドラマがあったことです。
鵜呑みにした学生さんから新聞への投書がありました。
そんなことがあったなんて知らなかった、歴史を学ぶのは楽しいと…。
いや、そんなことはないはずです。
これは少し勉強するとあり得ないことがわかることです。
しかし、まだ知らない人にとっては事実として捉えられてしまう恐れがあります。
そういうことがわかって驚愕でした。
漫画で学ぶには
漫画やドラマなどで、さまざまなことを学ぶこともあると思います。
しかし、そこには必ずフィクションが潜んでいることを意識する必要があります。
事実とは異なったり、一部脚色されていたりする可能性があるということです。
その上で、時代の雰囲気や人物への知識を深めるきっかけにすることがおすすめです。